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10月も後半となり、いよいよ本格的な秋になってきました。
木々が色づき始め、葉が一枚一枚落ちる様子は美しくも儚く、ちょっぴり物悲しい気持ちになりますね。

気分の落ち込みや不安、イライラなどといった感情が長く続く場合は要注意です。

実は秋は、最も過ごしやすい季節である一方で、食欲の低下や疲労感を感じやすい季節でもあります。これは、体が気温や気圧の変化に適応しようとして自律神経が乱れることによって起こります。
自律神経は24時間休まずに内臓や血管などの全身の働きを調整するため、乱れてしまうと体のいたる所で不調が起きてしまいます。
そして、特に心の不調として挙げられるのが最初にもお伝えした気分の落ち込みや不安、イライラなどの症状です。

特に秋の気候によって引き起こされるといわれているのが「季節性うつ病」です。
この病気は太陽光の量の減少も原因とされており、日照時間が短くなる秋は、太陽光によって生成される「セロトニン」の量が減ってしまうことで心の不調が引き起こされます。

セロトニンは幸せホルモンの一種で、適切に分泌されると『心身の安定や幸福感をもたらす効果』『脳の興奮を抑え心身をリラックスさせる効果』などがありますが、不足すると不安や恐怖といったストレスを感じやすくなり、精神的なバランスを崩すことで暴力的になったり、うつ病を発症したりしてしまいます。

心を整えるために
心の不調を整えるためには、普段の生活を整えることが非常に重要です。
ご自身に取り入れやすい範囲で行っていきましょう。

太陽の光を意識して浴びる

先ほども述べたように(カット→日照時間が短くなる)秋はセロトニンが分泌されにくくなります。
そこで、一日の中で15分~30分日光を浴びるようにしましょう。
おすすめは、起床後一時間以内に浴びることです。セロトニンには覚醒させる力もあるため、朝の目覚めが良くなり、体内時計も整いやすくなります。

リズム運動

リズム運動とは、呼吸や歩行、咀嚼といった一定のリズムで行う運動のことです。
これらの運動はセロトニン神経が活性化し、セロトニンが分泌されやすくなるといわれています。
最も手軽なのは咀嚼(噛むこと)です。
例えば、20分程度ガムを噛むというだけでもセロトニンの分泌が促されます。

体を温める食事を摂る

体を温めることで血管が拡張し、血液循環が整い、自律神経も整っていきます。
体を温めることでお馴染みなのは生姜ですが、秋に旬を迎えるサツマイモやれんこんも血液循環を改善するといわれています。日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

質の良い睡眠にはケイ素

睡眠は体だけでなく心の健康にも必要不可欠なもの。
質の良い睡眠には「メラトニン」というホルモンが大切です。
脳の松果体(しょうかたい)という部分から分泌されるホルモンで、
覚醒・睡眠のリズムを整え、体内時計を正常に保つ働きがあります。
メラトニンの分泌量が増えることで私たちは眠気を感じ、眠ることができるのです。
そして、このメラトニンを分泌する松果体はケイ素を主成分に構成されている器官のため、
ケイ素を摂ることでメラトニンが正常に分泌され、質の良い睡眠ができるようになるのです。

今回ご紹介した方法を取り入れながら、心も体も健康な毎日を過ごしていきましょう。

(2024.10.24)